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❜❜陽気(エネルギー)は内に集まる❜❜

厳しい寒さから身を守るためと、もうひとつ

生命力を内に集めて、春夏に消耗したものを

回復・修復してつぎの季節へ備える季節

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​11月8日〜2月3日頃

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秋冬になると冬眠はしないけど
身体の陽気が内側に戻ってきて
厳しい冬の寒さに耐えられるように
体の芯を温めてくれる

​❜❜暖かくして動かない、備える❜❜


冬は東洋医学では五臓のうち「腎」と
関係性が強い季節​。腎はホルモンの分泌
を中心に、人間の成長や老化、元気の源に
深く関与すると考えられている。
冬は寒さにより「腎」の働きが弱まりやすく
なるため、
しっかりと冬の冷えから体を
守ることが第一優先。
次の春を快適に迎えることや老化防止に繋がる。

​腎

吸気        尿生成

成長、生殖機能管理

骨、骨髄、脳を養う

温煦        聴覚調整

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秋からの乾燥した空気に寒さが加わり
呼吸器系のトラブルがピークに達する。
また、一年中で最も気温が低く、体が冷えて新陳代謝が低下し
血液の循環が悪くなるので心臓などの循環器や
脳にトラブルが発生しやすくなる。
さらに、末梢の血行不良を招き、腰、肩、ヒザなど古傷が傷んだり
痛みや腫れなどを引き起こしやすい。

​【季節と臓器、さまざまな関係性】

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食養生

腎を補う

❜❜黒い食材を食べる❜❜
 

黒ごま 黒糖 黒豆 黒米 海藻類 黒きくらげ ひじき のり  牡蠣 黒酢など

「海は生命の源」というように腎を強くする食材は海に関係するものが多く、また自然の「鹹味(塩辛い)」は腎を補うと言われている。

この「塩辛い」は自然の本来のほんのり感じる塩辛さのこと。

精製塩などナトリウムだけが多いものは食べすぎるとからだがむくみ​水分代謝も司る腎に負担がかかってしまうので注意。

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❜❜温性の食材で身体を温める❜❜ 
寒冷にさらされて体温を奪われないように温める働きのある食材を活用して身体が自ら温める力をサポートする。
シナモン クローブ 生姜 人参 にんにく にら ねぎ かぼちゃ 玉ねぎ 栗 クルミ 鶏肉 羊肉 鰻 アジ いわし 鮭 タラ 海老 酒 酢 黒糖 など

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❜❜冷食、生ものを控える❜❜
体を温めるか冷やすかは、食材のもつ働きだけでなく調理方法でも変わる。
たとえば鮭や海老などは本来温性の働きをもつがお寿司のように生食をすると体は温まらない。
生野菜サラダもヘルシーではあるが、冬は生ではなく
蒸し野菜にするなど、なるべく温かい温度で食べると野菜の栄養と体を温める作用のどちらの効果も得られるのでおすすめ。

 

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養生茶
​少し不調を感じたときや栄養補給に

❜❜体を温める❜❜ 
どうしても寒さを感じる冬
飲み物からも体を保温してあげる。
プーアール茶 紅茶など色の濃いお茶 甘酒など
トッピングでシナモンや生姜、黒糖やきなこなどを加えるのも
体を温め腎を補うのでおすすめ。

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体養生

​体を温め、血流をよくすることを土台とした養生

漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」には、冬の3ヵ月のことを閉蔵(へいぞう)といいとにかく冬は寒さから体の陽気を守ることが大切とされている

​​❜❜早寝遅起きをする❜❜

夜は遅くても22時までに寝て、朝は7時頃起きる

早く沈み遅く昇る太陽に生活リズムを合わせる。

❜❜防寒対策と体を温める❜❜

室温が低すぎると体温を保つために気血を消耗するのでしっかりと防寒をする。ただし冬は汗を多くかくと、体表部を開きかえって陽気の発散を強めてしまうので暖かくしすぎたり外との寒暖差が大きすぎないように。

暖かくしなくてもいいけど寒くないように保つ。部屋の温度は少し低めに設定して、皮膚の扉を閉じ衣服の工夫で体から熱が逃げないようにするのがいい。​

浴槽につかるのは良いが、汗をかきすぎないよう熱めのお湯や​長時間はいらない方が良い。

 

❜❜運動は少し動く程度にする❜❜

普段運動していて免疫力が高い人はそこまで意識は必要ないが虚弱体質で風邪をひきやすい人は軽めのヨガ、ラジオ体操などのじんわりと汗がにじむ程度の運動が良い。

冬は、週に数回しっかりと運動をして大きくエネルギーを発散するのではなく、毎日家事などでこまめに動いて気血の流れをスムーズにすることを心がけるほうが良い。

❜❜はしゃぎすぎずに、心を落ち着かせる時間を作る❜❜

草木も枯れ落ち、本来体の回復や次の季節に向け生命力を蓄える季節。

「夏フェス」のように開放的になるよりは、ホームパーティーなど​ほっこりするようなイベントがおすすめ。​

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二十四節気の冬
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、春夏秋冬の季節をそれぞれ6つに分けて季節の変化を24個に分けたもの​そのなかの冬期間の変化と養生法

立冬   11月8日〜11月21日頃​
初めて冬の気配が感じられる日

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日照時間の少なくなる冬は
積極的に朝の日光浴の習慣を取り入れて体に陽気を吸収する。
冬の前半は秋からの乾燥で体が乾きがちなので体を潤す果物や白い食材で体を潤す。辛い、冷たい、ねばねばする食材などを控えて、陽気の消耗を控えることを意識して、乾燥とこれから強まる寒さに体を備える。
果物は夜に食べると体を冷やしやすいのでこれから活動を始める朝が良い。

 

小雪   11月22日〜12月6日頃
 

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冬は「蓄える季節」
習得本能を満たす時と言われている。一生懸命勉学に励む、知恵をつけることに向いている。
太陽を背中に浴びながら本を読む、こたつに入りながら勉強をするなど、新しいチャレンジではないけど身につけたいことを​習慣化するのに最適。
冬は膀胱と関係が深い時期であり寝汗やむくみなども出やすくなる。
肉より魚介系のほうが余分な水分を排泄する働きを持つので​積極的に選ぶと良い。

大雪 12月7日〜12月21日頃

 

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寒さが深まり、重い風邪をひきやすい時期。
風邪はまず喉や鼻から入って粘膜を冒す。この初期の段階で風邪に勝つためには喉や鼻と関係が深い肺を強めておくことが大切。肺は乾燥を嫌う臓なので潤いを与える白い食べ物である梨や牡蠣、白菜、大根、れんこんなどを食べる。
また胃腸を元気に保ち粘膜そのものを良い状態にしておくことも大切。
自然の甘みを持つ黄色い野菜、人参やかぼちゃ、さつまいもなどを食べて体をいつでも風邪と戦える状態にしておくと良い。

冬至 12月22日〜1月5日頃
一年でもっとも昼が短く
夜が長い時期。

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この時期から基礎代謝が最も低下し

始める頃で体温も下がるので、体調管理が大変に。

まずはとにかく冷え防止。

厚着をして熱を逃がさないように心がける。

小寒 1月6日~1月19日頃
冬至を過ぎて寒さが次第に
厳しくなる頃
「寒の入り」

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大寒 1月20日~2月3日頃
 

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寒さが一番深まるこの時期には

体を温めるためにエネルギーを消費してしまうので、体を温めることはもちろん消耗するエネルギーを補給するために、栄養を蓄積する必要がある。

体を温める旬の冬野菜をしっかり食べ、来る「発陳の春」に向けて体を整える。

その他の季節の養生法をチェック

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​ 平日  午前10:00〜午後21:00

​土日祝 午後13:30〜20:00

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